幸せの価値観

海外

 本日は、「サンフランシスコでの低所得者の方へのボランティア」に参加して考えた、「幸せの価値観」ついて書かせて頂きたいと思います。

私は、このボランティアに参加して“幸せ”について考えるようになりました。なぜなら、現地のスタッフの方から、ホームレスの方に更生施設への入居を勧めた際、「自分で選択した道だから、俺はこの人生が幸せだ」と言われ、断られたお話を聞き、衝撃を受けたからです。衣食住が整った環境が幸せの大前提だと思っていた私は、「幸せの定義」は人それぞれであると、気づくことができました。f:id:MihoYamaki:20191206083222j:image

 彼の言葉にある「自分で選択した道」という言葉が印象的で、日本における「幸せと人生の選択の自由度」について調べてみることにしました。国連が発表する世界幸福度ランキングでは、日本は今年、58位と過去最悪の順位でした。日本の項目別ランキングを見ると、人生の選択の自由度は64位と極めて低かったです。

 私は、これらの原因が、「レールから外れたら人生終了」という考えが、日本に蔓延り、人々を不幸にしているのではないかと考えました。日本では、「大学を卒業したら、すぐにどこかの会社で働き始める」という考えがデフォルトになっていて、そのレールに沿っていない者は、落ちこぼれとして、世間から見られるように感じます。例えば、就活自殺の問題では、就活失敗者の中でも、特に「レールから外れると人生終了」と思い込んでいる人が、自殺してしまうように感じます。また、「レールから外れたら人生終了」というところから生まれた安定志向が、チャレンジ精神やイノベーションの減少に繋がり、ひいては社会の停滞や不幸の増大を招くのではないかと考えます。

 私は、幸せの形、人生の形は人それぞれで、何に人生の意義を見出すか、自分の人生は自分の選択であって、他人に判断されるものでははいと思いました。これから私は、今の自分と真剣に向き合い、自分らしい人生を見定め、自ら選んだ生き方をまっとうしていきたいと思います。

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